米子市公会堂利用促進の会・第4回

  昨日、米子市の主催により、第4回目の「利用促進の会」が開催されました。
この会は、改修後の米子市公会堂により多くの人が集まり、まちのにぎわいに貢献するために、米子市と市民が協同で検討する会議です。

今回は、公会堂改修にかかわる要望点をまとめ上げました。
主な協議内容をまとめましたのでご覧のうえ、ご意見をお寄せ下さい。

 公会堂利用促進の会・第4回議事録
 添付資料1.アンケートのまとめ
 添付資料2.管理棟とリハーサル室の大きさの検討図面

米子市公会堂 利用促進の会(第4回) 討議内容


日時:2011年日 19:00−2

場所:米子市役所第2庁舎 2階会議室
出席者:米子市文化協議会を中心とする利用者・建築家、米子市役所文化課



1.米子市よりプロジェクト進捗状況の説明

プロポーザル公募を開始した。
・8月5日を締め切として応募を待っている。
・8月29日にプレゼンで業者選定する。公開プレゼンは9時から市役所会議室と仮に予定しているが、応募業者数によって変更の可能性がある。


.米子市より当会議の今後の方針の説明

・設計業者が決まる9月の初めには、この会の意見が設計に反映できるように、会としての意見をまとめてほしい。

・意見がまとまれば、役所内の公会堂プロジェクトに、小谷座長から説明してほしい。
・さらに、設計業者が承諾すれば、小谷座長から設計業者に利用者の声直接伝える場を作りたい(実施未定)


公会堂改修に向けた要望点について意見交換

・アンケートおよびワークショップからまとめた要望点(添付資料)を元に、主要な要望について意見を交換した。


3−1大ホールについて

(1)チャイルドルームの設置について

・目的は、子供連れの利用を増やしたい。子供連れで気兼ねなく来られるようにしたい。
・その手段として、米子市文化ホールのようなチャイルドルーム設置を要望する。

・ただし、文化ホールは構造上、チャイルドルームで子供が騒ぐ音がホールに漏れる問題があるので、それは無いようにして欲しい。

・設置場所案としては3F奥の通路スペースが考えられる。以前はバルコニーへの出入りに利用していたが、現在は使用されていない隠れた通路スペースがある。

・他の設置場所案としては、大ホール両サイドの照明室スペースが考えられる。現在は照明コントロールに利用しているが、近代的な設計に変えれば、照明室がここにある必要はない。

・このような工夫によって、座席を減らさずにチャイルドルームを設置して欲しい。

・音響に影響を与えるかどうか、緊急避難が可能か、などの検討も実際には必要と思われる。

・子供連れの利用を増やす別の手段として、託児室の設置や、託児ボランティア制度、託児の援助制度も考えられる。いずれの手段にせよ、子供連れの利用促進を図りたい。



(2)音響板について
・ステージ横の音響板の構造によって、ステージへの出入りの利便性が変わる。

・吹奏楽の大会などでは、演奏団体の入替りに、大人数が短時間でステージに出入りする必要がある。

・仮に音響板が1枚板になると、出入り口が狭く、音響板を適切に使えなくなる。

・音響板が途中で折れるものが良いとの要望があるが、現状のままが良いという意見と、改善が望まれる、という意見が出た。要望の意図について再確認する。


3−2大ホールについて

(1)開場前の待合スペースについて
・開場前に並ぶお客様が、悪天候時に吹きさらしになって困っている。特に冬場の演奏会で、寒い屋外で高齢者も待たなければならず、大変困っている。

・イベントによって待つ人数は違うが150名程度が並ぶ。

・開場時間を早められる場合もあるが、舞台設営が難しい演劇などは、簡単に早められない。

・イベントによっては、開場前の受付していない待合客もホワイエに入れている。その場合、受付前の客と受付済の客とがホワイエ内に混在して混乱している。

・例えば淀江文化ホールの場合、ホールは決して大きくないが、待合スペースは確保されている。

・このような開場前の待合客が待機できるスペースが欲しい。冬場の寒い時期が問題なので、屋外ではなく、屋内のスペースが必要である。

・待合スペースがあると、人は集まりやすくなる。

・通常はホワイエ前に設置するが、公会堂の場合は意匠的にホワイエ前は不適切である。

・工事の規模は大きくなるが、管理棟側に待合スペースが設置されることが理想である。

・工事が少ない案としては、ホワイエ内の側面部分を待合にできる可能性もある。



(2)ホワイエを使ったミニコンサートの開催について

・コンベンションホール(ナイトクルージング)、さなめ(ジョイフルコンサート)、境港シンフォニーガーデンなど、各ホールでホワイエを使ったミニコンサートが開催されており、好評である。

・公会堂でも「虹の広場」イベントが何回か行われたが、これは例外的な使い方だった。

・今後はホワイエコンサートが開催しやすいよう、‖腑曄璽詒發妨阿鮗茲衂佞韻襦↓▲曠錺ぅ┐世韻鰺用する料金体系を決める、を実現して欲しい。

・大ホール利用を優先したいの。大ホールのイベントは1年前に決まることが多いので、ホワイエのみの予約は3ヶ月前から受け付ける、などのルールを決めれば、トータルで利用促進になる。



(3)喫茶コーナーの設置について

・喫茶店までは必要ないが、イベント時に喫茶コーナーなどを設置できるよう、最小限の水周り設備と電源が欲しい。

・現在のチケット売り場のようなスペースを工夫すればよい。

・実際、喫茶店に出張販売を依頼してコンサート休憩時間に提供している演奏会(レインボージャズオーケストラなど)もあり、大変好評である。

・益田のグラントワにそのような設備がある。出雲でもクラシックコンサート前にワインを提供しており、好評である。



(4)ホワイエのトイレについて

・現在、ホワイエのトイレは不足している。演奏会のアンケートでも「トイレが足りない」との苦情が複数寄せられる。

・設置面積が限られるので難題だと思うが、何とか増やして欲しい。

・例えば地下に増設する可能性を検討して欲しい。



(5)その他/ホワイエ正面のガラス窓について

・ホワイエ正面のガラス窓、ガラスが下まで広がるデザインに変えて欲しい。

・当初はガラスが下まであったが、昭和の大改修で変更されて、現在は腰壁がある。

・自転車で来場する人が割らないためとか、暖房器具設置のため、などの理由がある。

・現在の建築技術ならば、当初のデザインに戻すことは可能と思われる。


3−3.舞台について

(1)搬入口の出入り口の拡大について

・現在は10tトラックが入れない/入りにくい。

・トラックが入る道路沿いのフェンスや花壇部分を通路として拡大できると良い。

・搬入口の横側は、半分が壁で閉じられ、物置状態になっている。その部分を開けて欲しい。



(2)ピアノ庫横のトイレの撤去について

・出演者でも知らない人が多く、ほとんど使っていない。まれに使う人がいるが撤去しても大きな支障がないと思う。

・スペースを有効活用したい。



(3)下手スペースの拡大について

・舞台装置の配置上難題だと思うが、下手スペースの拡大も要望したい。

・なお、舞台装置(釣りものや照明)は、今回の改修で全面的に交換される。

・追加要望として、釣りものの操作は、現在と同じ「手動」が望ましい。コンベンションが「自動」であるが、スピードが遅いために舞台演出に支障がある。手動にこだわる演出家もいる。



3−4リハーサル室/楽屋/管理棟について

(1)リハーサル室を1階または2階に設置して欲しいという要望

・これが最も大きな問題と捉えている。

・現在の3階は非常に利便性が悪い。大物楽器の運搬が難しいので、リハーサルに打楽器が参加できない、などの問題が起こっている。

・リハーサル室は、練習会場としても使っている。

・管理棟に移動することが望ましい。

・地下の空調機スペースが大きく空くはずだが、そこをリハーサル室に利用できないだろうか?



(2)楽屋奥のドアのつけ方の問題
・楽屋奥の扉を開くと、階段の踊り場全部塞がれてしまう。このため、3階のリハーサル室に上がるとき、楽器を運べない。
防災上の理由で扉は必要とは思うが、開き方を変えたり、やや内側に取り付けるなど、取り付け方を工夫して欲しい。


(3)楽屋入り口の会談をスロープに
6段くらいの階段がある。

・高齢者に負担になっている、劇団の衣装箱など大物の運搬に支障がある、障害者の出演者が楽屋に入れない、などの問題が発生している。



(4)集会室の利用方法について

・仮に集会室の代わりにリハーサル室を設定すると、現在の集会室の数は減る可能性がある。

・現在は集会室は「中央公民館」の役割も果たしている。

・現在の集会室の利用者は年間3万人と多い(参考:大ホール利用者は年間6万人)。利用率も高い。

・音楽、舞踊、会議、各種教室そのほか、さまざまな利用がなされている。

・今後はどのように利用したいか、すなわち「大ホールの補完設備」としての利用と「公民館のような集会利用」のどちらを重視するか、検討が必要だろう。

・集会利用場所としては、公会堂でなくても、例えば小中学校など他の会場が使いやすくなれば良い。

・近い施設として「ふれあいの里」は利用の空きがあるが、音楽は不可・飲食不可、などの制約が多い。福祉関係団体が優先されており、福祉関係利用者にも「私たちの施設だ」という意識を感じる。

・和室の利用は減っていて、利用促進のためには変更しても良いのではないか?(利用実態を知る必要がある)

・現在使っている人には大きな支障がない範囲での改修が望ましいと思われる。



3−5.設備備品について

(1)空調を場所によって切り替えられるように
・現在は、客席と舞台の空調が同一になっている。米子市文化ホールのように、別個に切り替えできることが望ましい。

演劇の際、舞台上は照明で熱いので冷房をつけたら、客席が寒くて多くのクレームが出た。

・舞台装置によっては、幕などが客席と舞台との気圧差揺れることがあるが、空調の切り替えができれば対策できる。



3−6広場および駐車場について

(1)広場のイベント利用について
・広場をイベント利用しやすくしたいとの要望があがっているが、市の認識としても、それが必要と考えている。利用促進のためには、大ホールだけでなく、広場の利用者を増やすことが重要である。

一昨年とりアート(鳥取県総合文化祭)では、公会堂前広場を活用して、4日間で5千5百名を集めた。このように広場の活用による利用促進は実績もある。

(2)広場の周囲の土手の撤去について

現在の広場は土手と大きな街路樹に囲まれ、閉鎖性を感じる

・土手を取ってイメージを一新して欲しい。市民が昼休憩もできる、公園のような場所でありたい。

(3)周辺駐車場の負担について

米子市のポリシーとして、文化施設利用時の駐車場を無料にすべきか有料にすべきか、検討が必要と考えている(市担当者の発言)

・仮に無料化または補助する場合、その駐車場代は米子市の負担になる。そこに税金を投入することが是か非か考え方がわかれる。

・文化ホール駐車場は無料化しているが、全国的には、利用者の駐車場代負担が無いほうが珍しい。

・松江市のプラバホールは有料(200円)である。島根県民会館のお客様駐車場は優良だが、県庁などの周辺駐車場が無料で利用できる。

・鳥取県民会館や未来中心は無料である。

・一定の受益者負担は必要で、有料化はやむをえないと思われる。文化ホール駐車場も有料化して、その収益を公会堂の周辺駐車場利用の補助にあてれば良いのではないか。



今後の予定

・要望について、一通りの議論がなされた。今後、重要度を判断したい。

・重要度の判断は、これまでのような全員の会議形式ではなく、座長を中心に何名かのメンバーで決めることとする。

・まとめ方については、市担当者と座長とが別途打ち合わせする。

・次回の会議日程は未定とする。設計の進捗にあわせて大事なポイントで召集し、実施する。





以上 

 

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